DisplayPortをデュアルリンクDVI-Dに変換する
Quadro P2000とDell 3007WFPを接続したかったのでいろいろと調べた。
AmazonでDisplayPort to DVIの変換アダプタが1000円くらいで手に入るのだが、どれも使うことができなかった。
DVI-Dの規格
まず、DVI-Dにはシングルリンクとデュアルリンクの2種類がある。
シングルリンクでの最大解像度は1920x1200@60Hz、
デュアルリンクでの最大解像度は2560x1600@60Hz。
Dell 3007WFPで2560x1600@60Hzで表示するためにはDVI-D(デュアルリンク)で接続する必要がある。
Quadro P2000の出力ポートはDisplayPortしかないため、DisplayPortからDVI-D(デュアルリンク)に変換しないといけない。
Apple Cinema Display 30というディスプレイも同じ規格のようで、このような変換アダプタは結構需要があるらしい。
DisplayPortの規格
DisplayPortの規格には通常のモードとデュアルモード(DP++)がある。
通常のDisplayPort規格ではDisplayPort信号のみ送ることができるのだが、
DP++ではそれに加えてHDMIとDVI-D(シングルリンク)の信号も送ることができる。
DisplayPortからDVI-Dへの変換規格
DisplayPortからDVI-Dに変換するアダプタにはパッシブタイプとアクティブタイプの2種類がある。
パッシブタイプは、DP++に流れているDVI-D(シングルリンク)の信号を取り出すだけのもの。
アクティブタイプはDisplayPortの信号をDVI-D(シングルリンク・デュアルリンク)に変換してくれる。
アクティブタイプの変換アダプタでもシングルリンクのみに対応しているものとデュアルリンクにも対応しているものがあるので注意が必要。
結局のところ、DisplayPortをDVI-D(デュアルリンク)に変換するためには、アクティブタイプでデュアルリンク対応のDP to DVI-D変換アダプタが必要。
Amazonで探したところ、2つだけ見つかった。
13000円くらいのStarTech.com DP2DVID2と6000円くらいのClub 3D CAC-1010。
新しいディスプレイ買ったほうがいいと思えるくらい高い。
さらに調べていると、メルカリでDell KDP70 0KDP70 DANASBC084というものを見つけた。
2000円くらいで売っているのだが、実はStarTech.com DP2DVID2のOEMらしい(真偽は不明)。
2000円くらいなら失敗してもショックが小さいので買ってみた。
結果、何の問題もなく2560x1600@60Hzで表示することができた。
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