投稿

6月, 2018の投稿を表示しています

Chrome OSのLinuxサポート

Chrome OSにChrostiniという名称でLinuxサポートが追加される。 Debian GNU/Linuxのシェルが使え、WaylandでのGUIもサポートされる。 Chrome OS自体Debianベースで動作しており、そこにChrootでシェルにアクセスできるため、信頼性が高い。 Chroot環境ではあるが、共有ディレクトリがあり、そこにChrome OSからでもアクセスできる。 WindowsでもWSLでLinuxがサポートされているが、LinuxシステムコールをWindows API に変換しているにすぎず、GUIもサポートされていない。 Chrome OSのLinuxサポートでの一番のメリットはLinuxが標準で使えるPCが保証付きで手に入る点だろう。 現時点では一部のChromebookのみの対応だが、Chromium OSでもサポートして欲しい。 サーバマシンには入れたくないがLinuxデスクトップ環境として使いたい。

Project Trebleとは?

Android Pのベータ版が公開された。 これまではNexusやPixelといったGoogleのフラッグシップ端末向けイメージしか配信されなかったが今回は違う。 今回のイメージは以下の端末向けのものが公開されている。 Essential Phone Google Pixel 2 Google Pixel 2 XL Google Pixel Google Pixel XL Nokia 7 Plus OnePlus 6 Oppo R15 Pro Sony Xperia XZ2 Vivo X21UD Vivo X21 Xiaomi Mi Mix 2S ここまで対応端末が増えたのは、Android 8 Oreoでの新機能であるProject Trebleによる成果らしい。 Android 7 Nougat以前では端末に合わせてAndroid全体をカスタムする必要があった。そのため、端末へのアップデート提供は端末ベンダーのやる気次第になっていた。 Project Trebleではドライバ部分とOS部分を分離した。その結果、端末のドライバ部分を作成するだけで、共通のOSイメージが使えるようになった。 以下のコマンドを入力することで、現在利用している端末がProject Trebleに対応しているか確認することができる。 $ getprop ro.treble.enabled trueなら有効、falseなら無効になっている。 残念ながらNexus 6PのFactory Imageは非対応だった。 Project Trebleによって一番恩恵を受けるのはカスタムROMの製作者と利用者だろう。 Project Treble環境に対応したカスタムROMが Generic System Image(GSI) として公開されている。 Project Treble対応のAndroid OSを使っているなら、これらのカスタムROMを使用することができる。 Project Treble対応端末は ここ で確認できる。 Partition StyleにAとA/Bがあるが、A/Bの端末は古いシステムと新しい端末を別のパーティションにインストールすることができ、シームレスに移行できる。 XiaomiやHuaweiなどの最低な独自UIを搭載した端