UEFIのブートオーダーを一時的に変更する
UEFIにはブートマネージャー機能が内臓されている。
UEFI環境ではまず、UEFIのブートマネージャーがOSのブートマネージャーを起動し、OSを起動させている。
UEFIのブートマネージャには、次回起動時のブートオーダーを指定できるBootNextという機能がある。
Windows起動中、別のシステムで再起動したい場合、
設定→更新とセキュリティ→回復→PCの起動をカスタマイズ から起動したいシステムを指定して再起動することができる。
Windowsを優先的に起動する設定にしており、Linuxを起動したいときにこの段階を踏むのがめんどくさいので、バッチファイルを作ってみる。
Windowsのブートローダーを管理するBCDEditでUEFIもいじれるらしい。
まず、BCDEditでUEFIのブートエントリを表示してみる。コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下のコマンドを入力。
ここで表示されているidentifierが重要になる。
UEFIのブートローダーが、{fwbootmgr}
現在起動しているWindowsのブートローダーが、{bootmgr}
Ubuntuのブートローダーが、{f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963}
となっている。
{fwbootmgr}に対して、bootsequenceオプションとidentifierを入力することで、BootNextを設定できる。次回起動時にUbuntuを起動したいなら、以下のように入力する。
以下のように、「ファームウェアのブート マネージャー」にbootsequenceの値が追加されていれば成功。
この状態で再起動するとUbuntuが起動する。
以上のコマンドを実行するバッチファイルを作れば、楽にシステムを行き来できる。
Linuxでも同様に設定が可能。
ブートエントリを表示
BootNextを設定
BootNextの値が設定されていれば成功。
シェルスクリプトを作る
UEFI環境ではまず、UEFIのブートマネージャーがOSのブートマネージャーを起動し、OSを起動させている。
UEFIのブートマネージャには、次回起動時のブートオーダーを指定できるBootNextという機能がある。
Windows起動中、別のシステムで再起動したい場合、
設定→更新とセキュリティ→回復→PCの起動をカスタマイズ から起動したいシステムを指定して再起動することができる。
Windowsを優先的に起動する設定にしており、Linuxを起動したいときにこの段階を踏むのがめんどくさいので、バッチファイルを作ってみる。
Windowsのブートローダーを管理するBCDEditでUEFIもいじれるらしい。
まず、BCDEditでUEFIのブートエントリを表示してみる。コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下のコマンドを入力。
>bcdedit /enum firmware ファームウェアのブート マネージャー -------------------------------- identifier {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} {f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} {32a8102e-da80-11e7-8406-ce8e5306cb4c} {f745f759-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} timeout 1 Windows ブート マネージャー -------------------------------- identifier {bootmgr} device partition=\Device\HarddiskVolume2 path \EFI\MICROSOFT\BOOT\BOOTMGFW.EFI description Windows Boot Manager locale ja-JP inherit {globalsettings} default {current} resumeobject {32a81030-da80-11e7-8406-ce8e5306cb4c} displayorder {current} bootsequence {f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} toolsdisplayorder {memdiag} timeout 30 ... ファームウェア アプリケーション (101fffff -------------------------------- identifier {f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} device partition=\Device\HarddiskVolume2 pathsp \EFI\UBUNTU\GRUBX64.EFI description ubuntu
ここで表示されているidentifierが重要になる。
UEFIのブートローダーが、{fwbootmgr}
現在起動しているWindowsのブートローダーが、{bootmgr}
Ubuntuのブートローダーが、{f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963}
となっている。
{fwbootmgr}に対して、bootsequenceオプションとidentifierを入力することで、BootNextを設定できる。次回起動時にUbuntuを起動したいなら、以下のように入力する。
>bcdedit /set{fwbootmgr} bootsequence {f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963}
以下のように、「ファームウェアのブート マネージャー」にbootsequenceの値が追加されていれば成功。
>bcdedit /enum firmware ファームウェアのブート マネージャー -------------------------------- identifie {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} {f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} {32a8102e-da80-11e7-8406-ce8e5306cb4c} {f745f759-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} bootsequence {f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} timeout 1
この状態で再起動するとUbuntuが起動する。
>shutdown /r /t 0
以上のコマンドを実行するバッチファイルを作れば、楽にシステムを行き来できる。
reboot_ubuntu.bat echo off bcdedit /set{fwbootmgr} bootsequence {f745f75a-0195-11e8-84b8-806e6f6e6963} && shutdown /r /t 0
Linuxでも同様に設定が可能。
ブートエントリを表示
$ sudo efibootmgr
BootCurrent: 000C
Timeout: 1 seconds
BootOrder: 0000,0001,0004
Boot0000* Windows Boot Manager
Boot0001* ubuntu
Boot0004* UEFI: Built-in EFI Shell
BootNextを設定
$ sudo efibootmgr --bootnext 0001
BootNextの値が設定されていれば成功。
$ sudo efibootmgr BootNext: 0001 BootCurrent: 0000 Timeout: 1 seconds BootOrder: 0000,0001,0004 Boot0000* Windows Boot Manager Boot0001* ubuntu Boot0004* UEFI: Built-in EFI Shell
シェルスクリプトを作る
reboot_ubuntu.sh #!/bin/bash efibootmgr --bootnext 0001 && systemctl reboot
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