virtualenvでPythonバージョンを指定した仮想環境の作成
Ubuntuでは標準でPython2とPython3がインストールされており、Python2がデフォルトになっています。UbuntuのパッケージにはPython2に依存したものが多いため、Python3をデフォルトにするのは危険です。
virtualenvで仮想環境を作ることでPython3環境を簡単に設定することができます。
環境
Ubuntu 16.04 LTS
Pythonの確認
$ python2 --version
Python 2.7.12
$ python3 --version
Python 3.5.2
Pythonが入ってなければインストール
$ sudo apt install python2
$ sudo apt install python3
Pythonデフォルトバージョンの確認
$ python --version
Python 2.7.12
pipのインストール
$ sudo apt install python-pip python3-pip
Python3を使う仮想環境hogeの作成
Python3の場所を確認
$ which python3
/usr/bin/python3
仮想環境の作成
$ virtualenv -p /usr/bin/python3 --no-site-packages hoge
仮想環境に入る
$ source hoge/bin/activate
(hoge)$
Pythonのデフォルトバージョンの確認
(hoge)$ python --version
Python 3.5.2
仮想環境から出る
(hoge)$ deactivate
仮想環境ごとにpipによるパッケージ管理ができます。
仮想環境作成の段階で -no-site-packages を指定することでpipからグローバルにインストールしたパッケージは含まれなくなります。
仮想環境を削除したい場合はhogeディレクトリを削除します。
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